当院について（肛門科）

当院は、入院施設のない外来のみの診療所です。
当院では、Ⅱ度～Ⅲ度の内痔核に対し、四段階注射法による硬化療法（ALTA療法）を行っています。
ALTA療法は、内痔核根治術と同等の効果があり、手術の場合は２週間の入院が必要なのに対し、ALTA療法は外来で可能です。もちろん、手術とは違って疼痛もなく、注射後１５分程度安静にしていただくだけで帰宅できますので、大変お手軽に受けられる療法です。
また、内痔核に対して痔核結紮術（じかくけっさつじゅつ）も外来で可能です。
飛び出さない軽い内痔核に対しては、内服、外用薬での加療となり、外痔核と内痔核の合併の場合には、局所麻酔下にLE＋ALTA療法を施行しています。つまり、外痔核は切除して、内痔核部分についてはALTA療法を施行する方法です。この場合も外来で可能ですが、切除をするため、付け替えの受診が毎日必要になります。

外痔核の軽度のものは、内服、軟膏で治りますが、疼痛が強いものや血栓の顕著なものは、外来手術が必要となります。

また、最近とても多いのが肛門周囲膿瘍（こうもんしゅういのうよう）です。これは、肛門の内側にある皮膚と粘膜の境目からばい菌が入り込み、肛門の周りに膿（うみ）がたまってきた状態です。この場合は疼痛が激しく、切開排膿（せっかいはいのう）が必要となります。裂肛（れっこう：切れ痔）が原因で起こることもあり、繰り返すと痔瘻になり、入院の上での手術が必要となりますが、痔瘻の場合、残念ながら入院施設のある病院へのご紹介となります。
裂肛は、便が硬かったり排便時の力みで肛門粘膜が裂けて起こる病気で、疼痛が強く、繰り返しやすいことが特徴です。これを繰り返すと、肛門狭窄になって便が細くなり、便が出にくくなるからまた避ける…という悪循環を繰り返します。

当院について（胃腸科）

■胃カメラ
経鼻カメラを使用しますので、吐き気が少なく、検査中も医師と自由に会話ができるため、検査が楽だと言われる方が多いようです。ただ、鼻炎がひどく鼻腔の狭い方は、カメラが通らないことがありますので、その場合は、経鼻カメラで口から検査を行います。
■大腸内視鏡検査
便を出す処置をした後に検査を行います。ポリープも外来で切除可能ですが、血液サラサラのお薬を飲んでおられる方や悪性腫瘍がある場合など、ポリープが大きくて出血の可能性がある場合は、他院へのご紹介となります。

階段昇降機

当院の２階には、各種リハビリ設備を設置しており、理学療法士によるリハビリを受けていただくこどができますが、車いすをご利用の方、階段の昇り降りが困難な方は、どなたでも階段昇降機をご利用いただくことができますので、安心してご来院ください。

診療時間と受診について

当院は、基本的にご予約は承っておりませんので、下記の診療時間内にご来院された方から順に診察を行っております（診療内容によって順番が変わることもあります）。お気軽にご来院ください。

■診療時間
月、火、水、金（9:00～12:30、14:30～18:00）
木曜日（9:00～12:00、午後休診）
土曜日（9:00～13:00、午後休診）
■休診
日曜日・祝祭日・年末年始・お盆